2017年07月22日

巡り合わせ

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 大阪に住み始めて早いもので十二年が経過しました。
 学生時代を合わせてみると、もう人生の半分近くを関西の地で過ごしています。関西は私にとって勉強の地であり、修行の場でもあります。十二年前に横田先生のお近くで勉強させていただくために大阪に移住しました。先生の身近で過ごさせていただきながら、会での勉強会やワークショップはもとより、私生活に至るまでたくさんのことを学ばせていただいております。
 これまでは職種自体の内容は大きくは変わらないのですが、職場はいろいろと移らせていただきいろんな方と交流を持つことが出来ました。そんな中で今の仕事を始めたのが二〇一一年でした。訪問医療の仕事でしたが、社長が会社を立ち上げる際に求人広告を出していたのを見つけたのが、応募のきっかけでした。応募の際には会社が既にあるものだと思って面接に行っていたのですが、話を聞いてみると今から会社を立ち上げるので協力してほしいとの内容だったのでビックリ!したのを覚えています。訪問医療の会社なのですが、これから立ち上げるので顧客も取引先もなにもありません。会社のコンセプトから名刺作成、営業まで何から何までが初めてづくしで、男二人で事務所でああでもない、こうでもないと戦略を練り、話し合いながら地道に仕事をしていました。
 徐々にではありますが仕事先も増え、これからの展望や戦略を立てるということを社長と二人で繰り返して話し合っていました。三年目を迎えようとしたある日に社長から、「創業から丸三年を区切りとして、来月に会社をたたむことにした」との話がありました。
 これは相談ではなく、会社を閉めるという結論からの話で始まり、「これからどうしますか?」という内容でした。結局は初めての会社経営というのもあり、軌道に乗り始めた時には、資金繰りに目処が立たずに会社を閉めるというものでした。今となっては再建する方法もあるのですが、当時は訪問医療についての知識や情報収集が少なかったために、資金を回収するには至っていませんでした。
 その際に切り出された提案は「この会社を売りに出すか、君が引き継ぐかどちらかだ」というものでした。いきなりの提案だということもあり、一旦家族と相談させていただき、会社を引き受けるという選択をし、現在に至ります。社長とは引き継ぎが全て終わってから、もう三年程度全く連絡をとっていませんでした。喧嘩別れしたというわけではないのですが、何となく特に連絡をとるということはありませんでした。
 それが、今月にその時の社長と偶然にも再会したのです。狭い歩道を歩いていると、少し前の方から不審な人が前から顔を覗き込むような感じでまっすぐこちらに歩いてくるのです。仕事中だというのもあって、知らないふりをしようとして通り過ぎようとすると、私の名前を呼ぶ声が聞こえたのです。名前を呼ばれたので反射的に顔をあげてみると、目の前に社長がいるのです。驚きとともに嬉しさが込み上げてきたのか、次の瞬間には握手とハグをしていました。自分でもこの行動に驚いてしまいましたが、狭い歩道で男性同士が急にハグをしたので周りの人はさぞ驚いたことだと思います。


 束の間の再会でしたが、お互いの現状報告と昔話で盛り上がり話をすることが出来ました。今生の別れではないのですが、なぜか別れ際に再度握手をしてしまいました。

 この偶然の再会は普段では起こりえないものでした。なぜなら、当日の仕事が変則的なもので、いつもと違う移動をしていたからでした。また、社長と会った時間はいつもより空いている時間があったので寄り道も多く、自分が当初行こうとしていたお店がしまっていたので、仕方なく行こうとしていたお店の道すがらに社長と会うことになったのです。しかもその道が狭い歩道でなければ、絶対に気づくことはなかったと思うのです。
 当日の仕事が変則的でなければ、そのお店に行かなければ、移動時間が変わっていなければなどなど奇跡的なことが重なって、社長に会うことが出来ました。
 前日に見た夢が、「右の肩にサソリが乗っていた」というものでした。夢占いの辞典によると、「右」は、「正しい選択、方向、明るさ、能動性、積極性、意識的なふるまい、男子」を表し「肩」は、「家族や仕事など、『あなたが担っているもの』の象徴」を表しているようです。「サソリ」は載っていませんでしたが、この夢を見た後だからなのか分かりませんが、社長との再会でなんだか肩の荷が下りた気分になりました。
 会でのお話にありました夏至の後に社長にあったので、これも何かの霊験なのかと不思議な巡り合いを感じております。

(30代男性)
posted by 不思議の会ブログ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 体験記
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